辻希美とモーニング娘。 その3

ミニモニ。は自分の中では、一度終わっていたユニットでした。以前にも書いた記憶がありますが、やっぱり、ミニモニ。は矢口がいて、辻加護がいて、ミカちゃんがいて。この4人が揃って初めてミニモニ。を名乗る事が出来ると思っていました。

別に愛ちゃんを否定するつもりはないのですが、やっぱりあの中に愛ちゃんがいるということは自分にとって違和感を物凄く感じていたんです。だから、矢口が卒業する時にミニモニ。は解散すべきだと。

でも、愛ちゃんが加入した2期がスタートして、県庁所在地、数え唄と違和感が拭えないままだったのですが、クレアバを聞いてこれはって思ったんですよ。この路線なら「ミニモニ。」とは違う、新しいユニットとして考えていけると。でも、だったら「ミニモニ。」の名前を使うなって感じではあったけど。

さらにブレーメンがあり、これから面白くなって行くんじゃないかと思った矢先に、あの永久凍結宣言。ちょっと凹みましたね。

でも、そんな凹みもまたW(ダブルユー)の存在が完全に打ち消してくれた訳です。初めて歌っているのを見たのはCBCでの初公開の時。もう、衝撃うけまくり。アプロダから落としてきた動画(CBCは見れる地域じゃないから)を一日中見てましたね。何なんだこのコンビはと。

そりゃ、辻ヲタとして「ぶりんこ」は常に頭にあったし、この二人なら卒業も全然怖くないとこの頃には既に妄想しまくってた。でも、自分の妄想が如何に貧困だったか、それをトコトン思い知らされた瞬間だった。

1/3が私の中で「辻希美」が「モーニング娘。」という鎖から解き放たれた日なら、この日は何というかな・・・、そう、「W(ダブルユー)」という存在が、そして、「辻希美」という存在が、私の中で「モーニング娘。」を飲み込んだ、そんな気がしたんだ。

かつては「モーニング娘。」の中に「辻希美」が存在していたのに対して、この日からは「W」あるいは「辻希美」の上に「モーニング娘。」が成り立っている。いつの間にか主客転倒?ちょっと違うか。軒先貸して母屋を取られる?うーん、違うかな?とにかく、そんな逆転現象が起きてしまったんだな。

そして、それは私にとって「モーニング娘。」の見方を大きく変えてしまったんだと思う。いまさらだけど、全から個へ。

続く